中学では理科が得意だったけど、高校の物理はかなり苦手!!
という人はかなり多いです。
その理由は中学までの理科は、ただ法則・公式を覚えるだけで問題を解くことができました。
しかし、高校物理は中学物理と違い問題の難易度や計算量が跳ね上がるため、ただ暗記するだけでは解くことができません。
従って、中学生時代に行っていた勉強方法を変える必要があります。
今回は物理の勉強方法をお話しします。
高校物理で多くの人がつまずくポイント

まず高校物理が苦手と感じる人の多くが
- 物理現象・法則が理解できない
- 公式や法則しか覚えていない
- 問題から式を作成できない
です。
中学で習う物理では、計算量が少なく公式や法則を覚えておけば問題を解くことができました。
しかし高校物理からは、覚えれば解けるという問題は少なく、問題から式を作成し計算する問題がほとんどです。高校物理は数学に近いです
従って中学と同じ勉強方法では高校物理はできないでしょう。
また物理で習う現象や法則は、力学以外は普段体験しない現象かつ目には見えません。初めて習う現象や法則は、理解するまでに時間がかかります。
高校物理の勉強方法

高校物理の問題は解くために
- 法則や公式を正しく理解する
- 問題から公式や法則を使い式を作成する
が必要です。
この2つの勉強方法についてお話しします。
法則や公式を正しく理解する
これは単に覚えることではありません。
概念や法則を勉強する際に、それらの性質について理解し覚えておく必要があります。
例えばエネルギー保存則の場合
- エネルギー保存則とは何か
- 公式(あれば)
- 活用方法(どういう問題に使えるか)
を最低限ノートにまとめ、覚えておく必要があります。
まとめる際は長文で書くのではなく完結にまとめてください。
活用方法は演習前(参考書を読んだだけでは)は書けないと思うので、演習を通して書いてください。
法則や公式を理解ができない場合はYoutubeで実際の映像を見ることをおススメします。実際に見ることでその現象や法則の理解を深めることができます。
問題から公式や法則を使い式を作成する
式を作成する能力を鍛えるためには、問題をひたすら解くしかありません。
始めはその分野の良問を1問探し(良問だけが載っている問題集があるので、その問題集を使ってもいいかもしれません)、その問題に出題されている公式・法則を完璧に理解し覚えるまで何回も解いてください。
同じ問題を解く際、2回目以降は
- 自分に説明しながら解く
- 少しでも気になったことがあれば調べて理解する
を行ってください。
これを行う目的は
- 公式・法則に慣れる
- 公式・法則の理解を深める
- 問題を解くことに慣れる
ことです。
ただ知識を覚えるだけでは問題を解くことができないので、覚えた知識を使えるようになるのが目的です。
また同じ問題を解くと短時間で経験値を上げることができます。公式・法則を完璧に理解できていない状態で様々な問題を解いても、解く時間+その問題を理解する時間がすごくかかるため非効率です。しかも大抵解けないのでモチベーションが下がり、集中力の低下につながります。
公式・法則を完璧に理解できたら、いろいろな問題を解いてみてください。
ノートにまとめていない内容やテクニックが出てきたら、印をつけて何回も解いてください。解き方は先ほどと同じです。
またノートにまとめていないことは必ずノートにまとめてください。
良問が載っている問題集

ここでは良問(何回も解いた方が良い問題)が載っている問題集を紹介します。私も使用していた問題集なので、おススメです!!
良問の風
この問題集は難易度がそれほど高くない問題ばかりです。従って物理を勉強したての方・物理が苦手な方にお勧めです。
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名問の森
この問題集は難易度が高い応用問題の良問を集めた問題集です。難関校志望の方にかなりおススメです。また物理が苦手な方はまずは良問の風を使うことをおススメします。
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